音色百科事典

 今回紹介する作品を一言で語ると↑な感じです。いろいろなアレンジャーが一堂に会した東方アレンジアルバム「Cradle」は、原作者を含む24人の同人音楽屋さんが東方を題材としたアレンジCDです。人数が人数なだけ2枚組になっているのですが、どれも音質上のクオリティは大変高いと思います。各個人特有の音色とかが垣間見えて非常に面白い作品に仕上がっています。
 しかし自分の感受性が乏しいのか、通して聴いてみても「何も残らない」んですよね。綺麗に仕上がってるのは良くわかるのですが、「時間を費やして聴こう」と思わせる何かがないような気がするんですよ。これは自分の好みの問題かもしれないので、この段落は私の主観だと思ってください。なので、自分の中ではイマイチ「ノリノリ状態」になれないんですよね。かといって落ち着くわけでもなく。ノリノリになりたいならDance Maniaシリーズでも聴いているだろうし、落ち着きたい時は徳永の歌でも聴いているかと思います…。
 おそらく自分の感覚がすでに同人音楽ファンとズレているのだなぁと実感しました。逆を言うと自分が作る音楽も、他の人から同じように感じられているのかなと思ったりもしました。悲しいことですが現実なのですね。
 あるテーマを設けていろんな人がそれぞれ作品を作るという企画は面白いことだと思います。同じような企画の同人音楽CDがもう一つあるので後日それも斬ってみたいかと思います。