原博といえば(From id:mk666さん)

http://www3.ocn.ne.jp/~gthmhk/hara.html
 ここにも詳しく書かれていらっしゃるようですが、2002年に亡くなられているようですね。昔、自分も「現代なのに機能調性を重視した」というキャッチフレーズを耳にして、この人の存在を知ったのですが、作品自体はほとんど聴いていません。
 というわけで、MIDIデータだったんですけど早速聴いてみました。どこかに書いてあったのですが、バッハの「平均律第3巻」みたいでした。音楽史の発展という観点から見ると、「グレゴリオ聖歌」に「新しい歌」を追加したようなものです。
 好きでやっているから外部の人間が文句を言うべきでは無いと思いますが、バッハの平均律を聴いた後、次に同じような規模の作品を聴くと思ったらショスタコーヴィチに行ってしまい、さらに次を挙げるとならば、カプスチンの前奏曲とフーガを挙げるでしょう…。
 なんとなく原さんのメッセージとして「200年前の古き良き時代に顧みてみようよ」って感じですが、そのメッセージを受け取りつつ「200年前の音楽家」の作品を聴いてみようかと思います。
 多分、バッハの対位法による鍵盤曲に聴き飽きて、かつバッハのような音楽を欲したときに初めて原さんの作品に触れるような気がします。少なからず私はまだバッハで充分ってことで…。