友人から

 教えてもらったページにとてつもないピアノ曲があったので紹介します。ピアノアレンジの欄でFFXの項にある「シーモアバトル」を聴いてみました。本人の満足度はSとなっています。確かにいい曲でした。長さ的にも丁度良いかもしれません。この曲は原曲を知らないので、本人のコメントにある「長すぎたので途中無理にカットしてるので…」の件も気になりません。ただ、原曲を知っている方にはその先入観がゆえに気になるのでしょうか?
 さて、MIDIデータだったのでシーケンサで開いたのですが、少し気になるところがあります。前書きに「ここには自分で弾いたぴあのアレンジをおいてます。」(原文ママ)と「注意:もちろん修正してますょ(笑」(原文ママ)となっていますが、これはどのレベルでの修正なのでしょうか…。まず直に弾いて、気になるところを1音1音修正したのかと思ったのですが、データを見る限り、小節と格拍にぴったりと音がそろっているようです。発音のタイミングを合わせるのは「クォンタイズ」をかけたのかな? と思うのですが、離すタイミングも拍にそろっているところを見ると、リアルタイム入力ではないと考えます。
 ただ、ベロシティは1音1音異なっていたから、ステップ入力なのかな? 曲の内容は「演奏不可能」のことを除けば問題ないかと思います。個人的にはもっと思い切ったアレンジでもよかったかなぁと感じました。なぜかというと、1人では演奏不可能なのですが2人だと演奏してもあまり面白くなさそうだからです(少なくともどっちか1人が単調な作業をずっと繰り返しそう…)。ギリギリのところで「演奏不可能」にしちゃってるところがちょっと残念かな……。まぁ、「ソロ演奏は可能です」と言っておきながら打ち込みで曲を仕上げてしまうKuroya(EMBRYO)さんよりマシかもしれません。
 こういう曲聴いていると、カプースチンを思い出しますね。今回紹介したアレンジの作者はあず♪さんという方なのですが、カプースチンの音楽にハマリそうな方かもしれません。

 そうそう、原曲の風潮から、音のダイナミクスの幅が狭いことを考えると、ピアノの利点を最大限に活かしたというより「ピアノの音が好き」という理由でピアノアレンジをしたのではないかなぁと思いました。ピアノ以外のアレンジを聴いていると、多分「いろんな音を使ったアレンジ」の方が得意なのかなと思いました。
 原曲を詳しく聴いてないから、これ以上斬れないのですが、これでもし「原曲に聴こえている音を単に再現しただけ、長いから間を切って短くしただけ」というアレンジだったらどうしよう……(汗)。構成を見る限り、途中でメロディを左手低音部に置くとかしているから、ちゃんと編曲していると思いたい…。