言われてみれば(form id:mk666さん)

 自分も「ロシア国民楽派」といえばグリンカを始めとするロシア5人組だろー、と思っていただけに、チャイコフスキーの一般的位置付けが「国民楽派」だとは…。
 チャイコフスキーの音楽聴いていると、いわゆる「ドイツ的重々しさ」を感じたりするあたり、留学中に受けた影響が原因なのかなぁと思ってみたり。そして、ロシア的な音楽としてラフマニノフに受け継がれていく(表向きは)感じですかね。しかし、ラフマニノフもその「重音の使い方」特に打楽器的要素としてちゃっかりプロコフィエフに影響を与えていたりするあたりがタダモノではないですね。一般的にラフマニノフの曲は「哀愁」とかいう言葉がぴったりはまりそうなのですが*1、他の作品を見ていると「ただの保守派」ではないことがうかがえます。まぁ、不運なのは当時他の人達が「もっと革新的なこと」をやっていたので、あまり目立たなかったというのがあるかもしれません。
 やっぱりどうしても作曲家・ラフマニノフというよりピアニスト・ラフマニノフという像の方が自分の中ですんなり受け入れられますね…。

*1:友人の一人はラフマニノフの音楽を「桃色」と表現していた…。それはちょっと卑猥すぎないかい?