スヴャトスラフ・リヒテル

 先週末に手に入れたリヒテルのDVD(ASIN:B0000C3WXD)を2日かけて鑑賞しました。なにせ150分オーバーのDVDなので、仕事が終わってから見るにしろ1時間ぐらいで限界。一応前後編とチャプター分けされていたので良かったのですが、ノンストップだったら間違いなく最後まで見ていたでしょう(汗
 全編通してリヒテルのインタビュー、もしくは他の音楽家リヒテル評で統一されているのですが、ピックアップするとこんな感じ。

  • 若いころはかなり過激な演奏
  • 初めて練習した曲がショパン夜想曲エチュード(!?)
  • 音楽院に入るまで独学でピアノをやっていた
  • 音楽院ネイガウス*1の前でピアノを弾き「天才が来た」と称された。
  • ロシアの音楽家グリンカの伝記映画で、かのフランツ・リスト役で出演(実演込みで)
  • 音感が狂いはじめたので演奏家を引退。
  • ピアノは選ばない。だからヤマハを好んでいたと考えられる<ヤマハのピアノは多種多様ではないため

 といった感じで、100年に1人の天才と言われた所以がなんとなくわかった気がします…。

*1:ロシアが生んだ名ピアノ教師。弟子にリヒテルの他エミール・ギレリスも挙げられる。日本でかつて、ショパンブームを引き起こしたスタ二スラフブーニンは彼の孫にあたる。ちなみにネイガウス本人は、極悪非道な編曲を残したことで有名なレオポルド・ゴドフスキーの弟子にあたる。