最近

 相方成分が不足していた。健康診断で体重も46.3kgをマークし、食欲もでずヤヴァイ生活を送る毎日。このままではマズイと思ってたのだが、どうもキッカケもなくただ時間だけが過ぎてゆく…。そんなときにメッセからメッセージが飛んできた。相方の親友のA嬢からだ。
A嬢「お元気ですか?」
俺「いえ、最近相方成分が不足していまして」
A嬢「そうだろうと思いました。先日話を聞いてしまいましたからw」

 やはり感づかれていたようである。とりあえず色々と話を進めていくうちにA嬢からこんな言葉が出ました。
A嬢「なんだかんだ言ってアナタはあのコに甘えている。逆にあのコを甘えさせたことはある?」
 意外な言葉だった。まさか「そんなことない」と自信を持って言えない自分がいたから…。振り返ってみるとどうも自分は「待ち系」の人間であることに気づいた。いや、A嬢が気づかせてくれたのかもしれない。自分からアクションを起こさなければならない。ものすごく当たり前なことでもつい忘れがちなこと。今までは変に遠慮していたが、やはり行動に出ること、そして「こちらからアクションを起こすこと」の重要性から、相方にメールを投げてみた…。
 しばらくしてから「今ちょっと忙しい」というメールが返ってきたので、もうしばらくまってたら相方から電話がかかってきた。
相方「どうしたの?なにかあった?」
俺「いや、最近電話してないなぁと思ってね。」
相方「そっかー」
 まぁ、いつもどおりの会話だったのだが、なにか久しく忘れていた感覚だった。それから最近の仕事のこと、どうやら違う部署に飛ばされそうで上司に直訴していること、他愛のない会話だったのだが、会話自体久しぶりだったような気がする…。すでに夜遅い時間だったので、また明日ゆっくり話そうということを約束して電話を切る。
 人は衝突を恐れるあまり、衝突するキッカケごと回避することがある。しかし、衝突しなければわからないこともある。そんなことにいまさら気がついた25歳の秋…*1
 

*1:この文章はフィクションを基にした事実です